【雑記】ゼビウスと焼きそば

こんにちは、こんばんは、コケガエル(ほろ酔い)です。

今日の道東の夜は、良い感じに涼しくて、窓の外からは虫の音が聞こえてきます。
いいですねー。僕は夏も大好きですが、夏の終わりから秋にかけての、この寂しい感じがなんとも好きです。うーん…ほろ酔いで、楽しかった記憶を掘り起こす時間…良いです。

さて今回は、ゼビウスの思い出をぬらりと。

僕の世代で、少年時代にゲーセンに通っていた者ならば『ゼビウス』の名を聞けば、否応なしにあの無機質なBGMが自動的に脳内再生され、びゃっびゃっとザッパーのSEとともに、ベーマガやスーパーソフトマガジンの表紙が脳裏に蘇るものです。……ですよね?

そして、僕にはもうひとつ思い出されるものがあります。それは『焼きそば』
そこ、「はぁ?」って顔をしない。ちょっと聞きなさい。

あ、いえ、すんません。聞いてください。

わざとかっ!(ゼビウス焼け)

ゼビウスが登場したのは1983年、僕が中学1年の時です。地元では丸2年くらいは稼働していた気がするのですが、あなたの町ではどうでしたか?初代ニューパルサーのように息の長い稼働だったのではないでしょうか?(分かりにくい)

長期稼働、その証拠の1つが『ゼビウス焼け』です。80年代ゲーセンあるあるランキング、「サイコソルジャーの初プレイ、歌声に驚き逃げ出す」に次いでの第3位ですね。
ゼビウスはデモプレイの間、 XEVIOUS とタイトルロゴがドーンと出ます。それがまた黄一色というのだからブラウン管はたまらない。黄色は、RGBの3色の内の2色(RG)がフルマックス!そして輝度的には最大の白と大差ないですから、そらもう焼き付きます。焼け付くなという方が無理な話で、オペレーター側からすると「わざとかっ!」とツッコミたかった事でしょう。このゼビウス焼け筐体、どこのゲーセンにもあった気がするのは、それだけゼビウスが設置されていたという事ですね。当時、ゼビウスの無いゲーセンを、僕は知りません。

はい。中年にはお馴染みのゼビウス焼けです↓


【左】電源オフでもくっきり。【右】ディグダグでもくっきり(笑)。強力です!
※画像は、全日本テーブル筐体愛好会、会長ヒジヤン様のブログ【テーブル筐体な日々】より、許可をいただき転載しています。 快く許可をいただき感謝感激です。

あこがれの(?)軽食コーナー

僕が中3になった頃、ゼビウス焼けも板についた老兵のゼビウスさん。デパート3Fのゲームコーナーから、1Fの軽食コーナーに追いやられ、本格的にテーブルになる任が与えられました。これまでの実績(インカム)あってこその異動ですね。普通であれば引退(基盤交換)です。

軽食コーナーはひどく狭い場所で、エスカレーターと壁の間、幅約2.5m、奥行約5mほどのスペースでした(記憶では)。そこに普通の4人掛けのテーブルが1台と、ゼビウスが1台。商売する気があるのか疑わしいですが、メインは弁当類のテイクアウトで、イートインはどうでもよかったと思われます。ま、田舎の小さなデパートですから(笑)

そんなヤル気の感じられない軽食コーナーには「インスタントよりはマシ」程度の食べ物しかありません。なので、たまに座っているのは学校帰りの高校生集団(ガラ悪し)くらい。それも、ろくに注文もせずに休憩所のように利用していました。
彼らはいつも2つのテーブルを占拠し、大声で談笑しています。それが僕にはウザく感じつつも、ちょっと憧れでした。彼らの行動は、あまり褒められたものではありませんが、青春の1ページを謳歌するその姿が、単純に羨ましかったから。
学校帰りに学生服で、気の合う仲間とカフェ(?)でお茶…学友とのリアルが充実していない僕には、漫画やテレビの中のお話です。自分の通う学校の中よりも、学校の外に友達が多かった僕には、羨ましいシチュエーションでした。

…別にいじめられてはいませんから、お気遣いなく。

焼きそばと大人の余裕

ある日、エスカレーターに乗ろうとすると「コケちゃん!」と声をかけられます。声のする軽食コーナーに視線を向けると、高校生のゲーム仲間でライバル(?)の友人Yでした。
Yは詰襟(ツメエリ)のガクラン姿。友人と二人で、アルマイトの楕円形の皿に乗った焼きそばを食べながら、とっくに新鮮さを失ったゼビウスをプレイしていたのです。

「カッコええ…(心の声)」。僕にとっては、ちょっとした衝撃でした。
え?何がカッコ良いかって?(笑)

まず1つ、高校生(ガラ悪し)の集まるところに、たった2人で座っている。この数の有利に頼らない余裕がカッコいい。僕は高校生にカラまれるのは嫌なので、4人はいないとムリ(笑)
そしてもう1つ。なぜ今更ゼビウスを100円でプレイするのか。3Fゲームコーナーに行けば、100円で新作ゲームや、50円で遊べるゲームが沢山あるのに…理解不能。これが大人の余裕というものなのでしょうか?…うーん、超クール。
最後にもう1つ。申し訳程度しか具の入っていない焼きそばに350円出せるその度量。50円ゲームを7回プレイしたほうが良いのでは?…と思ってしまう自分の卑小さを思い知らされました。器が大きい!(自分がケチ臭いだけの説あり)

そう。全ては大人の余裕(※高校生)のなせる業ですね。中学生でも特に幼稚な僕には、彼の振舞いが衝撃的だったのです。いや~シビレますね。ゲームは上手いわ大人だわ、リスペクトせずにはいられません。
憧れたが最後、早速マネっ子したくなるのが、中学生のカワイイところです。

バレバレ、トラウマ?

学校帰りの高校生がたむろしない日曜の昼時を見計らい、僕は颯爽(?)と軽食コーナーに向かいます。焼きそばとコーラを注文し、財布に余裕のある時はアップルパイ(紙製の箱に入った冷凍モノ)までも追加。そして、もう1年前には飽きているはずのゼビウスをプレイ。真似してカッコつけたい為だけに、カイジも真っ青の豪遊です。
そして、友人や知り合いがエスカレーターに乗るのを見つけると、小さく手を振り挨拶&アピール。『いつもの事』のような涼しい顔をするのが最高にカッコ悪いです。

馬鹿ですね~。知り合いに気が付かないフリをしていれば、まだちょっとはマシでしょうか。そして僕を見た人には、『いつもの事』ではないことも、結構ムリしてることもバレてるんですよね(笑)。あぁ恥ずかしい。こんな奴が大人になると、2度目のバーで「いつものヤツ」とか言って恥をかくんです。

まぁ、ちょっと無理しちゃいましたが、成長過程で『子供がする背伸び』という意味では、良い経験だったかな?男はこうやって恥をかいて大人になるものです。と思いたい(切望)
そして、カッコ悪くても1カ月もすると、それなりに馴染みました。自分も周囲も慣れるというか…。自分が友人Yのように、誰かにカッコ良く思われたかは絶望的ですが、Yになれたかのような気分は味わえました。

ひー、なんとも恥ずかしいけど良い思い出です(笑)
若い頃は、思い出すたびに変な声が出そうになっていましたが、今はもう大丈夫。

まぁこんな事があって、ゼビウスと聞くと焼きそばを、焼きそばを食べるとゼビウスを思い出すのです。…いまだに。そして、多分死ぬまで…(あれ?これってトラウマでは?)

ワンマンライブ

軽食コーナーで孤独に稼働していたゼビウスさんでしたが、名作がゆえですよね。さながらテレビではすっかり見る事の無くなった歌手の、地方営業といったところでしょうか。もうテレビ映えはしませんが、実力は皆の知るところです。ステージは小さいですが、ワンマンです。彼がいて、ファンがいる。こんなささやかな営業も幸せな事と思いませんか?

僕の周囲でも面白さを再認識し、真剣に遊びだす奴が僅かながら出てきて、小さな第二次ゼビウスブームが到来といった感じでした。ゲームコーナーにあると、どうしても新作を優先してしまい、プレイの選択肢には入りませんからね。楽しかったひと時です。
ここにゼビウスを持ってきたオペレーターのセンスは中々のものです。…タヌキみたいな親父でしたけどね(同級生の親でした)

今回は、この辺で終わりますが、たいして面白いお話ができませんでしたね。スミマセン。
僕はハイボールを飲みながら、一方的に話をさせてもらって大満足です^^
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

よろしければ、また遊びにきてください。
ではまた。

あ、冒頭の【80年代ゲーセンあるあるランキング】はもちろん冗談ですが、『サイコソルジャーの初プレイ、BGMの歌声に驚き逃げ出す』は本当に逃げ出しましたよ僕。3機残して。
あまりの大音量でさらし者でした。オペレーターの悪意を死ぬまで忘れない。

もし記事が気に入っていただけたらシェアおねがいします

トップへ戻る