たまには漫画とアニメの話を

こんにちは、こんばんは、コケガエルです。

突然ですが、あなたは漫画&アニメお好きですか?
今回はゲームから離れ、漫画とアニメのお話でもしてみようかなーと。

なぜ突然そんな話をする気になったかといえば、つい先日あるアニメを観て久々に鼻水が出るほど泣いてしまったから。いいオッサンが(笑)。そのアニメのタイトルは『メイドインアビス』。人気なんですねこの作品、知りませんでした。

WEBコミックガンマ?知りません(失礼)。けどしょうがないですよ、僕はオッサンなのですから(開き直り)。んで、コミックガンマさんを覗いてみると…はい。僕には正直きついノリです。完全にヤング向けですね。トップページに「帰れ」と言われた気がしました。

駄目ですねー老化が進むと『魔法』『特殊能力』『戦闘モノ』『ハーレムもの』は、ほぼ無条件に脳が拒絶するようになりました^^;
そして漫画の『メイドインアビス』もちょっと読んでみましたが…先にアニメを観ていたせいか、アニメの方が魅力的なような…?(けど退院したら漫画も買いますよ^^)
作画も、背景美術も、サントラも、ちょっと深夜アニメのレベルとは思えなくて…凄すぎません?まるで劇場アニメみたい。僕に財力があれば、円盤を買って2期制作を応援したい気持ちもあるが…まぁ無理かな^^;

あ、僕はテレビでアニメは見ません。いま何というアニメが放送されているかもわかりません。ネットで評価が高いモノや、プライムやニコニコでたまたま目についたものだけ見ています。話題のけものフレンズも視聴していないニワカです^^;
そんなニワカが、入院中にたまたま目にとまったアニメに、これほど泣かされるとは…この出会いに感謝。いや、ほんとアニメでこんなに泣いたのいつ以来だろう。うーん…『火垂るの墓』かなぁ。それか『アイアンジャイアント』。どっちにしても軽く10年以上前です。

メイドインアビスは、ローグライクのゲームをアニメ(漫画)に落とし込んだような試みも、僕のようなゲーマー(ニワカ)には馴染みやすいし、設定も緻密。キャラも世界に合わせて巧みに作り込まれているし、なによりストーリーが魅力的。そして、それらか織りなす圧倒的な完成度。
これを一人の人間が創造したかと思うと恐ろしい。すごい才能。そしてその魅力を削ぐことなく、むしろ増幅したアニメスタッフの技量。稀有な出会いですね。いやー久々に圧倒されました。最終話を観た翌日は、何も手に付かないほどの衝撃でした。
自然の美しさと厳しさ、ギャグと生々しい描写、希望と絶望、残酷さと慈愛、生と死、尊厳。それを、あの可愛らしいキャラ達が見せるのですから、そのギャップが生み出すインパクトたるや、もう感心せずにはいられません。ほんと少年漫画や深夜アニメのレベルじゃないだろ?って。
計算につぐ計算。綿密な設計無しにこの作品は作れないでしょう。才能と努力と設計の結晶です。構想にどれほどの時間を費やしたのか、僕のような凡人には想像もできませんが、数年単位で温め練ってますよね?おそらくは。
有能な作家さん、演出家、デザイナーが結集して初めて可能になるような作品を、一人のイラストレーター(漫画家)が生み出してしまった偉業(褒め過ぎ?^^;)。そして完璧以上に動画化したアニメスタッフ。原作にはない演出(13話ラストのバルーンがそうなんですよね?)、声優さんの演技、サウンドトラック、あー良いところがありすぎて、もう僕がなにを言っても陳腐になるので、この辺で止めたほうがほうが良いのかな?(笑)

ただ、惜しくらむは「描写がハードすぎて何度も観る気になれない」ところか…^^;
(と言いつつ、最終話3回観て、3回泣いたわ…ナナチの演技が良すぎだろうよ)

 

メイドインアビスだけで、まあまあの文字数を使いましたが、次に行きましょう^^;

ここ何年かで好きだったアニメは『化物語シリーズ』『やはり僕の青春ラブコメはまちがっている』『氷菓』。あれ?どれもラノベが原作?…自分では自分の事をラノベからは最も遠い男と思っていたのに…。どうやら勘違いしていたようです。ま、だからと言ってラノベは読めませんけどね。僕のようなオッサンが、本屋のラノベコーナーをウロチョロしてたら中高生を怖がらせちゃいますから(笑)
頭を空っぽにして楽しめたのは『スペースダンディ』『世界征服~謀略のズヴィズダー~』『モブサイコ100』『オーバーロード』などは楽しかった。あと他なんだろう?きっと忘れてるだけで他にもあるんだろうけど、パッと思い出せるのはこんなところかな?

過去これまで観た中で、深く印象に残っているのは『メガゾーン23』『劇場版うる星やつら2/ビューティフルドリーマー』『天地無用』『オネアミスノ翼』『銀河鉄道の夜』『カウボーイビバップ』『トップをねらえ』『ふしぎの海のナディア』。大好き。

新しメ(?)なところで『秒速5センチメートル』『トイストーリーシリーズ』『ぼくらの』『天元突破グレンラガン』『キルラキル』『ちはやふる』『ピンポン』『けいおん』

ごく最近だと『メイドインアビス』がダントツで、次いで『ボールルームへようこそ』『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』他にも何かあったと思うのですが、一時的な記憶喪失のようです。ごめんなさい。思い出したら追加します^^;

 

好きなアニメはこんなところかな?
続いて好きな漫画について。

漫画は小学2年生からずっと読んでます。最初に大好きになった漫画は『らんぽう』
とにかく面白くて、この作品のおかげで漫画にハマりました。
当時『文化センター』という児童館のような施設が小学校の側にあり、ダンス・工作・七宝焼きなどの子供から大人向けまで、幅広く教室が開催されていました。僕は工作を習い(?)に通っていたのですが、曜日も関係なく入り浸っていたのは漫画雑誌がたくさんあったから(笑)
2階の廊下の壁が長~い本棚になっていたのですが、古い漫画雑誌が無秩序に数年分は並んでいました。夢中で読み漁り、もう全部の雑誌を2~3周は読んだでしょうね。どの雑誌を開いても「あ、もう読んだやつ」と戻すようになりましたから。
中学生では週間・月刊『ジャンプ』『チャンピオン』『サンデー』『マガジン』、高校生になると『別冊マーガレット』などの少女漫画、専門学生になると『YOUNG YOU』などの女性向け漫画雑誌までも買うようになます。単行本も少年・青年・エロ・少女漫画、“漫画”と付くものなら、手当たり次第に何でも読みました。

そんな僕も、結婚後は金銭的に勿体ない&捨てるのが大変になり、雑誌は講談社の『月刊アフタヌーン』だけに絞り、読みたい漫画は単行本を待つようになりました。

そんな僕ですが、大好きな漫画は限りなくありますが、特に印象に残っているものだけ挙げてみます。

小中学生時に夢中で読んだのは『らんぽう』『マカロニほうれん荘』『キャプテン』『ゲームセンター嵐』『ブラックジャック』『Dr.スランプ』『サイクル野郎』『ファントム無頼』『TO-Y』『プラレス三四郎』『さすがの猿飛』『ウィングマン』などなど。

高校生の時は『北斗の拳』『めぞん一刻』『ドラゴンボール』『宇宙家族カールビンソン』『クッキングパパ』『パイナップルアーミー』『3×3アイズ』『万歳ハイウェイ』など

専門学生時は『寄生獣』『マスターキートン』『Papa  told me』『サムライダー』ほか

社会人以降~『風の大地』『ピンポン』『コスモス楽園記』『アタゴオル物語』『アンダルシア姫』『龍-RON-』『湾岸MID NIGHT』『バガボンド』『リアル』『カイジ』『ピアノの森』『よつばと』『プラネテス』『蟲師』『茄子』『ベルセルク』

ここ最近『ゴールデンカムイ』『ハイスコアガール』『遠い食卓』(後は思い出したら追加)

「なんでこれを?」ってのを大量に忘れている気もしますが、入院中で家の漫画の本棚を確認できないので、とりあえずの暫定です。
けどなー…4段×9つの本棚の他に、段ボールに15~20箱くらい物置に眠っているんだよなー。

好きな漫画家は、ますむらひろし先生。永遠のヒーローで特別です。子供の頃に「猫がえんどう豆に乗って空を飛んでいる絵」を見た時から、ずーっと大好き。若い作家で、ますむらひろし先生より絵が上手で、センスがあって、漫画力の高い人は沢山います。けど、好きと上手いは、イコールにはなりません。ライナスの毛布(PEANUTS)みたいなもので、「自分にとってこれは特別」ってやつです。先生の漫画を開いていると、とにかく心が落ち着いて、人柄や創作風景まで浮かぶようなんです。まぁ想像なんですが(笑)
鳥山明先生、尾田栄一郎先生、ますむらひろし先生、この中の一人と握手できるなら、迷いなくますむらひろし先生。サインがもらえるとしても変わりません。大好き!

他には、村上もとか先生、山田貴敏先生、あさりよしとお先生、桜玉吉先生が好きですね。地味目(失礼)でも、古くから活躍されている漫画家さんが大好き。励まされます。
これからも時代の流れなんぞ、どこふく風で頑張ってほしいです。

最期に、ここ数年で一番びっくりした作品と作者さん。
上にもありますが『遠い食卓』。作者はイシダナオキ先生。

これ、ちょっとどころじゃなく驚きました。2011年にアフタヌーン四季賞を受賞した、まだ新人さんらしいのですが、ハンパなく漫画が上手い(絵ではなくね)。ユーモアとペーソスにあふれ読ませます。構成・コマワリ・構図が新人のそれじゃないんです。熟練の味。
流行りの絵ではないのですが、広く受け入れられる良い絵だと思います。黒田硫黄先生の作品を初めて読んだ時も驚きましたが、イシダナオキ先生はそれ以上でした。

あと、ついでと言っては大変失礼ですが、最近アフタヌーンで連載していた『我らコンタクティ』もすごく面白かった。作者は森田るい先生。この作品も絵は凄く独特なのですが、キャラクターの個性と説得力が光っていました。読み手を選ぶ作家さんだとは思いますが、僕はドストライクでした。一目ぼれ。

イシダナオキ先生と、森田るい先生の新連載が待ち遠しいです。

 

最期に

気が付けばオッサンになり、少年誌は合わなくなってしまいました。精神年齢を合わせればそれなりに楽しめるのですが、ふと我に返るともうダメ。言葉にできない虚しさに襲われます。
アニメもそう。少年誌に載っていそうなアニメも同じ理由でダメ。漫画のように、読み飛ばせないのが更に無理。老い先短い身には貴重な時間を、感性に合わない作品では消費したくありません。

上で“ダメ”という言葉を何度も使っていますが、作品がダメなのではありません。楽しめない僕がダメということ。そして少年誌も程度が低い訳ではありません。素晴らしい少年漫画は山ほどあります。少年誌は少年が最大限に楽しめるように、頭の良い大人が作っているのですから。オッサンが楽しめないのは至極当然で当たり前。(けど楽しめるならそれは素晴らしいし、嫉妬します)
子供はビールの旨味は理解できないし、大人もねるねるねるねは好んで食べません。ただ年齢に相応しい物があるという事で、程度の高低、物の良し悪しではありません。もし「最近のジャンプ子供っぽいよね」とか言う大人がいたら、それは只の勘違い野郎です。フードコートで「子供がうるさい」とクレームつけるのと一緒。まずは自分の立場を考えろと。マジで。

そして、加齢により読める漫画の選択肢が狭くなっている事と、人気作の多くが自分には合わなくなってきている現状に、わが身の寂しさを感じますが、その一方で稀に『メイドインアビス』のような嬉しい驚きがあるからアニメ・漫画はやめられない。
何歳になっても楽しめたら幸せ…。そんな自分でいられたらと願わずにはいられません。

しっかし、ARIAのアリシアさんと、オーゼンが同じ声優さんて…信じられんよ^^;

 

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