戦場の狼の思い出

こんにちは、こんばんは、コケガエルです。
お正月はゆっくりできましたか?美味しいもの沢山食べましたか?僕は3kg太りました。
雪がドッと降れば、除雪でカロリーを消費できるのですが、全~然降りません。

まあ、穏やかで良い正月だったので何よりでしたけどね。身体が重いっすワ…。

もし、僕のように「いやーん太っちゃった」という女子がいたら、あなたは幸運だ。
今回は、【戦場の狼】について語りますからね。ナイスタイミング!

え?酔ってないよ?

1985年の登場時、僕は中学3年生でした。人生の中で、最もゲーム馬鹿だった時期です。
前年に、ドルアーガの塔、ソンソン、パックランド、スターフォース、忍者君、B-Wing、新入社員とおる君、1942、スパルタンX。
同年にドラゴンバスター、イーアルカンフー、エゲゼドエグゼス、ツインビー、グラディウス、メトロクロス、バラデューク、ハングオン、TANK、魔界村、エキサイティングアワー、テラクレスタ、ガンスモーク、スカイキッド、スペースハリアーなどなど、傑作ぞろいで怖いくらいです。どこのメーカーにも勢いや活気を感じました。イケイケです。

そんな最中に登場した戦場の狼。上記の傑作達の中にあっても、決して引けを取るものではありません。リアルに寄せた画像と勇ましい音楽で、これまでのゲームには無い“大人っぽさ”を感じました。(※この頃のゲームは、デフォルメされたポップなものが多かった)

映画ランボーやコマンド―の人気も追い風となり、男子中学生のハートをワシ掴みです。プレイする誰もが、自分の操作するキャラクター(スーパージョー)に、スタローンシュワルツェネガーを投影していました。…あれ?ちょっと盛ってる?いや、そんな事はありません。海外版のタイトルは『COMMANDO』ですから………って、そのままやないかーい。

とにかく人気で、設置直後は黒山の人だかり。我が町のゲーセンに限れば、設置率は100%です。そして、暫くはどこのゲーセンでも高稼働で、ひとたび集団に占領されると中々プレイできませんでした。友達によっては、待ち切れずに別のゲーセンに行ったりもしていましたが、僕は空くまで遠巻きにギャラリーしていました。お金をかけずに上手くなるにはこれが大事。他人のプレイを盗み…学習します。
戦場の狼に限らずですが、そうして待つ時間も楽しかったですねー。しみじみ。

そして特筆すべきはサウンド!音楽が素晴らしい。記憶が確かなら、アーケード初のFM音源搭載タイトルでした(テラクレスタより先ですよね?違ったらご指摘ください)
作曲は河本圭代さんという方です。僕の大好きなセクションZラッシュ&クラッシュ、タイトー移籍後ではレイヤーセクションを担当されています。素敵!

しかし!何にでも共通することですが、人気が一気に爆発すると、その人気が急落するのも往々にして早いものです。大人気の戦場の狼ですら、設置後1カ月もすると、ほぼ待つことなくプレイできたような気がします。僕は単純に高い難易度にヘコたれ、離れてしまいました。(4~5面が限界で、心が折れる音を聞きました…)
他の人も似たような感じだったように思いますが、どうでしょうか?

そして、その頃になるとプレイはせずに【サウンドテストモード】を楽しんでいました。電源投入後すぐにボタンを押すと、サウンドテストに入り、好きな曲を聴くことができたのです。
僕が当時、どこからこの情報を知ったかは覚えていないのですが、周囲に人がいないのを確認し、迷惑にはならないと勝手に判断すると、これまた勝手に電源を再投入してはサウンドモードを楽しんでいました。(※大迷惑)

ある時、頻繁にサウンドテストで遊んでいた筐体に不具合が発生。キャラクタの一部がチラチラと点滅します。「あれ?これって俺のせい…?」「いや、ゆっくりと電源の再投入をしている…」自問自答が始まります。僕は【電源の再投入は、OFF後7秒数えてから】という自分ルールを守っていました。パチパチっと素早いOFF→ONは、機械にとって負荷になることくらいは中学生でも分かりますからね(ダメ絶対)。“偶然に違いない、僕のせいじゃない”と思い込む中学生を誰が責められましょうか?そうです、僕は悪くありません。

しかし、別の店で同じことを繰り返すと…何故か同じ事になりました。
うーむ…どうやら犯人は僕らしい。店のおばちゃんにも「あんたが電源いじってから変だよ!」って言われちゃいました。うぅ…ごめんなさい。
おばちゃんとは仲良しだったので、オーナーには「最近なにか調子悪い」って感じで報告してくれたようでした。もちろんこれを最後にヤメました。
(申し訳ないと思ったし、弁償や出禁はマジ勘弁ですからね。ほんと反省)

その後、稼働の落ちた戦場の狼は、人気作としては早めの旧作扱い(50円ゲーム)になり、財布に優しくなった事でヤル気が再燃した僕は、この頃にやっと1周できるようになりました。
(さらにその後は、30円のミニアップライト筐体で長く愛されました)

 

登場翌年の1986年には、ファミコン版が発売。
全ての人気タイトルはファミコンに集まる!それが例えセガのゲームでも(笑)

カプコンのファミコン用ゲームは、1942、ソンソンの出来があまりにも酷すぎ。続く魔界村はイマイチでしたが頑張っていました。そして戦場の狼…良いです!格段の進歩!ちゃんと戦場の狼です。音楽はスムースで、処理落ちも気になりません!!
しかし、アーケードで腐るほどプレイした僕は、触る気にはなりませんでした。いくら良移植でも親の顔より見飽きていますからね。だからというわけではありませんが、SEGA MARKIIIの『阿修羅』が、もの凄く好きでした。これ↓

ぜーんぜんノーマークで、全く期待していなかったゲームです。セガ派の僕から見ても戦場の狼の「パクリ」ですもの(笑)。それが、友人の家で遊ばせてもらうと「ムムッ!?良くできている…なにより音楽がカッコ良い!」。ソッコーで買いに行きましたねー。
後に作曲がファンキーK.H.さんだと分かり、流石!と思ったものです。カルテット、SDI、ギャラクシーフォース等で有名な方ですね。マジで良い曲なので、クリックしてぜひ聴いてみて下さい。

おおっと、話の脱線注意!すみません。

 

1990年には続編『戦場の狼II』が発売。僕の地元では設置があったかどうかも覚えていないくらい影が薄かったな~。今Youtubeで見ても、当時プレイした記憶がありません…^^;
唯一の移植(~ジェネレーションや、~コレクション等のエミュ的な物を除きます)は、メガドライブ専用ソフトとしてセガから発売。本家カプコンからは、コンソールに移植されることはありませんでした。
想像するに、アーケード版はセールスも評価も良くなかったのでしょうね。

そして家庭用唯一のメガドラ版の評価は…………
ええ、まぁ、もういいじゃありませんか!

 

戦場の狼。

傑作アクションゲームに乾杯!

 

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