僕のMZ-2500の復活はあるのか?(完)

こんにちは、こんばんは、コケガエルです。

さて、「僕のMZ-2500の復活はあるのか?」の完結編です。前回から一月半くらいかな?
カンガルーポケットの修理と、黄ばんだプラスチックの漂白、そしてUSBキーボードアダプタを本体に内蔵してみたので、そのレポート(?)という感じでしょうか。

それでは、興味のある方がどれだけいらっしゃるか分かりませんが、書いていきます。

 

黄ばみのホワイトニング

僕が高校入学時に買ったものなので、ざっと30年は経っています。白いプラスチックが黄ばむのは仕方がないでしょう。初代のファミコンなんか凄いですからね。

 

黄ばみの原因は、プラスチック材自体の劣化【ABS樹脂のB(ブタジエン)が経年劣化する】のが1つ。それと、ABS樹脂に添加されている酸化防止剤や難燃剤の化学変化によるものがあるそうです。前者の黄ばみは落ちないそうですが、原因が後者ならば白く戻す方法があります。
科学的・専門的な解説は、他所様のHPやブログにまかせて先に進めますね(笑)

必要なのは『ワイドハイターEX』と白く戻したい物を浸せるサイズの入れ物。
後は天気が晴れ(←重要)なら条件はクリア。準備を進めます。

先ずは、白くしたい物だけ分解して取り出します。

 

次に浸す入れ物の下にアルミホイルを敷いて、水槽(収納ケース)置き、中に『フロントパネル』『カンガルーポケット』『FDDのイジェクトボタン』を入れます。
アルミホイルは周囲の日光を反射させ、側面にも光が当たるようにする為です。

セットできたら静かに『ワイドハイターEX』を投入。揮発するのでラップで蓋をします。

受け売りでざっくり説明すると、過酸化水素水+漂白活性剤に浸された一酸化臭素(黄ばみ)が紫外線に反応して配置結合が切れ、過酸化水素水と臭素が共有結合して臭素が脱色するんですって。うん、完全に理解した(←全く分かってない)

まあ
天気の良い日にワイドハイターに数日浸けときゃ白くなるってことですよ。

で、3日浸けたものがこちら。

うわーお!鈴木その子も真っ青な白さです!(古い)
白くしすぎたかな?と心配しましたが、天板とほぼ同じ色です。やったぜ。

※注意:カンガルーポケットは分解しない方が良いです。
自信のある方or戻せなくても泣かない方だけ分解しましょう。
「お前のせいで」とか止めてくださいね。くれぐれも自己責任で^^

さ、ホワイトニングは完了。次にいきます。

 

ポケット修理

MZ-2500では、ありふれたトラブルのようですね。
向かって右の支持棒がポキリと折れています。

折れた支持棒をどうするか‥‥。
最近の優れた補修材を知らない原始人(僕)は、棒が付いていた個所に穴を開けて、そこに長めの棒を入れて接着しようと考えました。
プラモデルでもなんでもそうですが、この手の力が加わる個所の破損は、接着しても大抵はまたすぐ壊れます。経験上は8割を超えると感じますね。

そしてピッタリの棒を探すこと1週間‥‥

ありました!理想の支持棒が!
スプレー糊のボタンのチューブです!

これがまたABSの欠けるような素材ではなく、固いけどナイロンとかビニ―ル的な粘りのある耐摩耗性に優れた感じで、なにより径があまりにもピッタリで感動です。うおおおん。

早速本体のパネルに穴を開けますよー。

はい。開きました。
ハンドルーターが真っすぐ入らないので、バーナーで熱した【千枚通し】とハンドルーターの【先が球になったヤスリ】で、どうにかこうにか開けました。

穴がデカくないかって?
はい。デカいです。

もちろんピッタリの径で穴を開けて、支持棒をスルリと入れられればベターです。
けどね、ラッチで固定された蓋が「パカッ(安っぽい)」と開かず「ヌルー(高級感)」と開くように、抵抗感のあるギアが隠れているんですよ。なのでジャストな位置に一発で開けられないとコジれるというかなんというか…。
なのでハナから諦めて大き目に開けて、パテでジャストな位置に固定する方法を選びました。
パテで本体が汚れないようにマスキングして、支持棒を差し込み位置調整し完成。

 

どうですか?完璧じゃありませんか~(自画自賛)

最近では『プラリペア』などの優れた補修材がありますが、使ったことがないので今ひとつ信用していないのと、高額なのがネックで今回は見送りました。
だって、穴を開けて固定するだけなら、ダイソーのパテ(100円)で済みますからね^^

さあ、本体に関してはこれにて完了。
あとは前回作ったUSBキーボードアダプタをケースに入れて、全て終了です♪

 

USBキーボードアダプタ

さて、前回記事で作製したキーボードアダプターをケースに入れます。ケースはもう買ってあるんです^^

さて、ここで残念なお知らせです。
ケースの幅と奥行きは良かったのですが‥高さが足りませんでした。ぎゃふん。

再度送料をかけてケースだけ買うのはイヤです。死んでも。僕は送料が大嫌いです。
送料がタダなら、商品が1000円高い方が余程スッキリするってモンです(←バカ)

さーて、どうするか‥と思案を巡らし、辿り着いた結論は
『本体に内蔵してしまえ』でした。

追加で作る物は、バックパネル(兼固定金具)と、内部でキーボード端子に接続するハーネスです。あれ?ケースを加工するより余程簡単でスマートじゃないですか?ナイスアイデア!
そうと決まれば加工開始です^^

さて、ここで残念なお知らせです。
ノリノリで作っていて、過程の写真撮影を忘れておりました~‥‥ごめんなさい。

なのでいきなりの完成写真です。

ほら、どうですか?
まるで拡張ボードを積んで、USBポートを増設したかのようではありませんか!(自画自賛)

作ったものはタダのアルミ板をL字に折り曲げて、ボルトとUSBコネクタが通る穴を開けただけなんですけどね。中々どうしてサマになってると思いません?
MZ-2500にUSBポートが付いてる絵面が楽しいじゃありませんか^^

 

さて、MZ-2500のメンテナンスは、これにて完全終了。
あとは思うまま楽しむだけです。

古い市販ゲームと、プログラム雑誌から打ち込んだゲーム。そして高校生の頃に作ったプログラムの入ったディスクもあります。ちゃーんと読み込めますよー。

勿体なくて、まだあまり開いて見ていません。
これはお酒を飲みながら、ゆっくり、じっくり楽しむんです。うふふー。

 

ではでは、ここまで読んでいただき、ありがとうございました^^

 

 

コメント

  1. あち より:

    楽しそうすなぁ~
    充実しているようで何より

    • コケガエル より:

      お、あちさん、こんばんは^^
      コメントくれるの久々じゃないですかー。
      筐体製作どうですか?楽しみにしてますんで、連絡くださいよう