こんにちは、こんばんは、コケガエルです。
暖かくなってきましたね。
こちら北海道の道東は、ゆっくりと雪解けが進み春はすぐそこといった趣です☆
といった季節の挨拶を書いたのは、もう1週間以上前の事。
記事を書き始めたはよいが、作業も記事も進まず、盛大に書き直した次第です/(^o^)\
FDXが到着し、サクサクっと接続のレポートをお送りしようと思っていたんですよ?
しかし、僕のようなズブの素人に毛の生えた(薄毛)ような奴には、敷居の高いものだったと思い知らされました。主にソフト面で。
けど、どうにかこうにか動いたので、やっとご紹介を兼ねた日記のような何かを書くことができます。あ、導入の手引きじゃないですからね?勘違い無きようお願いします。
僕なんぞが解説できるはずもないし、僕のいう事を鵜呑みにしちゃ混乱するだけですから。
今回は「素人の迷走っぷりを識者が見て笑う」って類の記事です。はは
FDX68が到着ぅ~♪(2019.2.1)
です。です。
おおおー、待ちかねたぞ!ささ、もっと近う。
おおおおおー!
※この辺は届いた時に書いたものなので、フレッシュな感じで読んでほしいです(笑)
今更かもしれませんが、改めて紹介します。これは【FDX68】と言って、
『X68000のフロッピーディスクドライブの環境を改善するために開発されたハードウェアとソフトウェアの総称です』(公式HPより)
え?分からない??ですよねー‥僕もまだ良く分かっておりませんが、【FDD実ドライブに接続してフロッピーディスクをイメージファイル化】したり、【作ったイメージファイルを使ってFDDのエミュレーション】をしたり出来るのですよ。
もっと簡単に言うと【フロッピーディスク&ドライブが無くても、その代わりをしてくれる】ということです。(他にも多彩な機能あり!それはまた後ほど)
第一線での役目を終えてから約30年ほど経過し、いつまで正常に読めるか分からないFDソフト達の救世主というわけです。フロッピーもそうですが、ドライブだってそろそろ限界ですからね。いや~凄い!開発した方の開発力とレトロPC愛には感服いたします。
ほんと、愛ですよ。 愛。
はんだでGO!
さて、僕が購入したのはキットバージョン。自分ではんだ作業をしなくてはいけません。
完成品も販売されておりますが、価格は8000円。
キットバージョンだと半額の4000円。しかも2個セットだと7000円になります。お得♪
表面実装のチップコンデンサー&抵抗があるので、経験の無い人は完成品を買うのが無難‥?
え?僕ですか?
昔からちょこちょこと電子工作やゲーム機の修理をしてきましたからね。
けど、表面実装なんて初めてっス!偉そうにして、スんませんしたっm(__)m
早速チップコンデンサを床に落として大慌したことは内緒です。 ザ・ド素人☆
そんな僕ですが、とりあえず完成させることが出来ました。案ずるより産むが易しですね。
さあ!Raspberry Pi(以下:ラズパイ)と合体・・・
と行きたいのですが、まずはラズパイにOS(Raspbian)のソフトをインストールと、FDX68のソフトを準備しなくてはなりません。しかし、これが中々に大変でした。
正直ナメてた?
はんだが作業が終われば、8割完了と思っていましたが、実は逆。
大変なのはここからでした~\(^o^)/
これだけ人気なのだから、検索すれば「導入の手引き」的なHPなりブログなりが、沢山存在していると思ったら中々見つけられません。
調べを進めると、情報が少ない理由がわかったような?
どうも外付けHDDやMOドライブなどのSCSI機器のエミュレーションをする【RaSCSI】や【変換番長】というハードが主役であり人気らしく、FDX68はそのエミュドライブに格納するイメージファイルを作るための脇を固めるハードっぽい??(※よく分かっていません)
情報もRaSCSIの導入方法は見つかるのですが、FDX68の手引きは見つけられませんでした。
うーむ、完全に予想外。
そして情報の乏しさより、さらに頭を悩ませたのは、Raspberry Piで使うDebian系Linux「Raspbian」の理解の足らなさ。
(UNIX系のOSを触るのなんて2~30年ぶりです。完全に忘却の彼方ですよ^^;)
おっと、説明が不足していたようならすみません。
FDX68はラズパイと合体することで初めて機能します。ラズパイ上でエミュレーションソフトを実行させることで、FDDのように振舞うことができるのですー。
なので、まずはラズパイにOSをインストールし、WindowsとラズパイをWi-Fi(or有線)で接続。そしてやっと、セットアップするための環境を整えることができるのです~。
「Raspbian」のインストールは情報があふれまくりなので、たいして苦労はしません。
苦労はその後でした。FDX68単体の導入の手引きが見つからないので、途中まではRaSCSIの導入方法を参考にしました。それも人によって選ぶソフトや方法が違ったりして迷いまくりです。壁にぶつかる度に他の方法を探したのも遠回りでした‥‥。
迷走っぷりは割愛しますが、下の2つのソフト(ターミナルエミュレータとFTP/SFTP/SCPクライアント)が導入できたら、あとは少々Linuxの操作を理解しながらで何とかなります。
かなりのポンコツである僕にできたのだから、大抵の人ならば大丈夫なはずです。
ラズパイ側のSSHの設定をオンにして、Windows側にSSHクライアント/ターミナルエミュレータ『Poderosa』をインストール。そうすることで、ラズパイにモニタを繋がなくてもラズパイにログインし、コマンド操作できるようになりますー。便利~♪
そしてFTP/SFTP/SCPクライアントソフト『WinSCP』をWindowsにインストール。これを使ってラズパイ側にFDX68で使用するソフトや、実際に使用するイメージファイルなどを簡単に転送できます。ここまでくればもう少しです。
実は『WinSCP』をインストールする前にすっかり泥沼にハマってしまいました。
参考になるという人は少ないでしょうが、「こういう馬鹿もいる」ということをお知らせしておこうと思います。
windowsのエクスプローラー>ネットワークでラズパイ側の共有フォルダが覗けるので、何も考えずにソフトやイメージファイルをドラッグ&ドロップ!!エクスプローラー上ではコピーできているのですが、ターミナル上ではコピーしたはずのファイルが見えないのです。
これにはしばらく悩まされました~
(たぶんセキュリティ上の取り決めを無視した行為なんだと思います)
普段からUNIXやLinuxを触れている人からすると、「ぷぎゃ~www」「バ・カ・スwww」とか思われるのでしょうけど、触っていない人間からすると、そんな基本的(?)な事が分からない。基本的な事だからネット上でわざわざ説明もありません。
僕がそんな程度なので、Twitterで識者に質問することは、はばかられました。
だって、お優しい方は付き合ってくれそうですが、僕が知識ゼロのままでは教えてもらった事を理解できそうにありません。とんでもない面倒をかけてしまいそうですからね~
教えを乞うのは簡単ですが、簡単には人に迷惑はかけられません。
せめて、指示してくれた事くらいは理解できなくては質問する資格が無いというものです。
ここしばらくは、ちょこっとずつ一人でチクチク調べたり検証したりしていました。それで更新できなかった訳です。たっはー (ノ∀`)
そうしている内に少しずつですが理解が進み、一人でどうにかこうにか導入成功。FDX68を使って、Human68kを起動させることが出来ました。(本体のドライブは空です)
これが出来たという事は、他のイメージファイルでもFDX形式に変換→起動ができるという事です。という訳でフリーソフトでありX68kでは有名らしい『超連射68k』を起動。
うんうん。良かった!何とかここまで来ることが出来ました (ToT)ヤッタヨー
それが、つい昨夜(2019.3.9)の事です。
今後は他の機能であるフロッピーディスクからのダンプや、イメージファイルからのリストアを試していこうと思いますが、まずは今できている事を繰り返し、モノにしなくては!
頭がポンコツなので、しつこいくらい繰り返さないとすぐに忘れちゃいますからね~
完全にモノにできたらば、次はMZ-2500に繋いで色々してみたいです。
それをクリアしたら、いよいよ(?)RaSCSIにも手を出してみようかと思っております。
ま、それはちょっと先になりそうかな?
例のごとく売り切れ中だし、まずはなによりFDX68の練度を上げなくては!!
とりあえず、FDX68が動いた事と、記事が進んだ事に大変安堵しておりますです^^
おっとっと、これを忘れちゃいけません!成功の立役者を!
前回の記事にも書いたFDS(FDD-DRIVE SWAPPER)です!
これはX68000本体に載せて、FDX68を接続することで機能するドライブセレクター。これを購入していたおかげで、FDX68用ケーブルを自作する手間も省け、起動ドライブをスイッチひとつで選択できる超超スグレモノです。本当に素晴らしいですよこれは!
Twitterでおススメしていただいたモノですが、これは本当に買って良かったと思います^^
最後に
もし、今回の記事を読んで「よくわからん」「なんの説明にもなっていない」と感じたら、それは僕の狙い通りです。ホントウダヨ?ウソジャナイヨ!?
これくらいで見当がつく人は、自力でできる人だと思います。そして、これで分からない人に、わかるように1から10まで説明する自信と能力は僕にはありません。
しかしご安心を。
RaSCSIの話になってしまいますが、現時点で『半自動インストーラー』なるものが作られておりますし、ブラウザ上やスマホからFDX68をコントロールするソフトを作っている方もおられます。
きっと近いうちに、今よりもっと身近で取っつきやすいFDDエミュのソフトウェアが登場するのではないか‥そう予感せずにはいられません。レトロPC愛に溢れた方が沢山いらっしゃいますからね。必ずそうなると思います。
導入の助けには程遠い内容で終わってしまいましたが、今回はこの辺で。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
どこまで役に立てるか分かりませんが、現在自分が導入できた方法をまとめております。
振り返りながら検証していくので、ちょっとだけ時間がかかりそうです。
導入に踏み切れない方の背中を押せる内容にできれば良いのですが、正直どうなるか分かりません。けど「切っ掛けくらいになれば良いな」と、作業を進めております。X68000を譲ってくれたおひ☆さん、修理を引き受けて下さったり、他にもいろいろと教えて下さったかおるさん。FDSの情報を教えてくださったIssaUtさん。FDSを制作されてるミカエルさん。FDX68・RaSCSIを制作されているGIMONSさん。
お世話になった皆さんへの感謝になれば良いな‥なんて思いながら作業してます。もし興味を持ってくれた方がおりましたら、もうしばしお待ちください^^;