これまでの人生で一番泣いてます

こんにちは、こんばんは、コケガエルです。

すみません、極めて私事です。

誰かに向けてではなく、今の気持ちを残すために。

そして、あなたや知り合いの愛犬が、同じような仕草をしていたら‥

その時は、どうか診察を受けて頂きたく、キーを叩いております。

 

楽しい記事ではありませんが、これもまたブログかなと。

すみません。

 

 

 

僕は犬を飼っています。

ミニチュアダックスの『くうた』。

生後二か月から飼い始めて、今は2歳半です。

 

 

「かーーーっ」

2週間ほど前に、喉に何か詰まったような、吐くような仕草をしました。

仕草だけで、吐きはしません。

食欲はあります。

ウンチも普通。

ネットで調べると「空腹になり過ぎ」「犬は吐きやすい動物、吐いて体調を整える」とあり

特に心配することもなく、様子をみる事にしました。

 

 

それから一週間が過ぎたころでしょうか。

「カッ‥カッ」

今度は咳のようなものをするように‥

再度ネットで調べると、今度は『ウィルス性の食道炎』可能性が。

それも薬で治るようなので、さして心配はせず。

相変わらず食欲はあり、便も普通。

様子見を継続。

 

 

そして最近。

朝、一緒に寝ていて「あれ?…こんなに背骨出ていたっけ‥‥?」

体重は減ってない…むしろ増えているように感じていたのに

背中だけ痩せて、お腹が出ている??

そして、息苦しそう‥

流石に動物病院へ連れて行こうと思いました。

 

 

そして昨日(2020.3.27)の18:00、動物病院へ連れて行きました。

この時はまだ、深刻には考えていません。

診察が始まり、先生にココ2週間を遡って説明する僕。

よくある症例かと思っていたのに、先生の顔は「うーん‥」と難しい顔。

血液を採り、分析機にかけている間にレントゲン撮影×4枚。

そして、待合室で待たされること約10分。

処置室に呼ばれ、見せられたレントゲン写真に唖然としました‥。

 

肺の辺りに大きな腫瘍があり、その分、肺が胃の辺りまで下がっている‥

さらにお腹の真ん中辺りにも大きな腫瘍、大腸が膀胱の方へ押しやられています。

本来、空気が入って黒く映る筈の肺は、何故か白っぽい。

食道・器官は、背骨に押し付けられるように圧迫されています。

「これは苦しいね」「これでもまだ、ご飯が食べられるんだね‥」と先生。

最近、散歩中に座り込んで休憩することがあったのを思い出し、腑に落ちました‥。

(こんな状態だったのか‥)

 

 

次は血液の顕微鏡写真。

本来一番多いはずの血球(赤血球?)を差し置いて、リンパ球が爆発的に多いのだそう。

診断を確定させるためには、細胞を病理に送って確定させるのだそうですが、

レントゲンと血液検査で、十分すぎるほど判断できたそう。

診断名は『悪性リンパ種』もしくは『リンパ性白血病』。

 

「残念ですが、できる治療は延命治療しかありません」
(‥‥???)

 

次々と、抗がん剤や今後の治療の説明がされます。

僕は「はい」「はい」としか、返すことができません。

頭の中は、くうたが最近見せていた違和感ある仕草。

良くなったように感じて喜んでいた自分が愚かしい。

 

涙が、スーーーーと流れました。

 

 

抗がん剤を注射するにも、先にアレルギーショックを抑える別の注射をし、

30分空けてから打つのだそう。

この日は診察終了間際だったので、また翌日ということに。

 

会計を済ませ、くうたを抱えて車へ乗り込む。

妻にそのまま伝えて良いものだろうか‥?

「ハッハッ」と呼吸の粗いくうたが、こちらを見ている。

頭を撫でながら家へ向かう。

涙が止まらない。

 

 

くうたを抱え、家に入る。

事情を知らない妻が、「おかえりー」とキッチンから顔を出す。

「そのまま伝えて良いか」もクソも

涙でぐしゃぐしゃの僕を見て、妻は一瞬で緊張した顔になった。

 

淡々と説明する僕と、くうたの頭を撫でながら黙って聞く妻。

こういう時の女性は強いなと思いながら、僕は泣き顔を息子に見られないように風呂の準備。

くうたが大好きな息子に、こんな顔を見られてはいけない。

風呂からそっと茶の間に戻ると、妻は床に涙を落として泣いていた‥。

これが昨日の出来事。

 

 

散歩はもっぱら僕の仕事。

朝晩、一日2回。

余程の雨や吹雪でなければ、絶対に欠かさなかった。

くうたが我が家に来てからというもの、散歩ができなくなるほどの深酒はしたことがない。

散歩が面倒と思った事は一度や二度ではないが、

「もうやりたくない」と思った事は一度もない。

散歩の時間は大事な時間。

言葉ではなく、気持ちで会話できる数少ない存在。

一回の散歩で、何度目が合うだろう。

嬉しい。楽しい。心地よい。

そんなひと時と存在が、そう遠くない未来に無くなる悲しさ。

本当にとめどなく涙が流れ落ちる。

こんなに泣いたのは生まれて初めてだった。

人間は、泣きすぎると酷い頭痛になるという事も初めて知った。

 

 

朝5時に、くうたの鳴き声で目が覚める(2020.3.28)

昨日は泣きながら眠ってしまった。

起こされた時間によっては、ここから一緒の毛布で眠るが、

今朝はもう明るかったので、そのまま散歩へ。

 

歩みがひどくゆっくりだ。

そして、時折座り込む。

急かさずに、くうたが自分で歩き出すまで待つ。

僕の予定では、今49歳の僕が65歳になるくらいまでの画は思い描いていた。

足腰の弱った僕らが、同じペースで散歩するのを楽しみにしたてたのに‥

くうただけ、先に歳をとってしまったようだ。

ほんの一ヶ月前のように、ガンガンと引っ張ってくれたらどんなに嬉しいか。

その時はまた「引っ張らないの!」と叱ってしまうだろうか?

いや、笑顔で一緒に走ってしまうに違いない。

 

散歩を終えると、また頬がぬれていた。

一緒に朝食を食べ、病院へ行く準備をした。

(病院での事はまた今度書くかもしれません)

これが今日の出来事です。

 

 

はぁ‥‥‥‥‥キーを叩きながら、また泣いてます。

くうたがこっちを見ています。

飼い主のストレスは、飼い犬にもうつるそうなので、元気を出さねばいけませんね。

 

今度、書きかけのバカバカしい昔話を仕上げますので ^^

けど今しばらくは、ちょっと無理そうです。

コメント

  1. おひ☆ より:

    くうた君は家族と一緒にいると嬉しくて仕方ないと思いますので
    これからも引き続き愛情を持って接してあげればいいかと思います。

    動物は言葉を話せないので、痛いとか伝えられないんですよね。
    とりあえず今の病院もいいところなのだとは思いますが
    他の病院も可能であれば診察を受けてみるのもアリかも知れません。
    うちは、それで悪いところが見つかったことがありましたので…

    少しでも楽になってくれるように祈っております。

    • コケガエル より:

      おひ☆さん、こんばんは。
      温かいコメントをありがとうございます。

      他の病院でも見てもらえたら良いのですが、
      地元にあるもう一軒の病院は、近代設備皆無の“昔ながらの動物病院”なので、
      今の病院で納得するしかない感じです。
      田舎は悲しいですね。

      ただ、良い病院があったとしても、抗癌剤しか治療法がないのは変わりなさそうです。
      そして、抗癌剤で一時落ち着いても、直ぐに(3カ月程度で)再発を繰り返すのだそう。
      さらに、抗癌剤が融かした腫瘍の毒素(?)で、ショック死するリスクもあるそうです。
      (とくにうちの子は腫瘍が大きいので、そのリスクも高いみたい)

      それらを踏まえて夫婦で話し合った結論としては、
      抗癌剤での治療はせずに、ステロイドで進行を抑えて、後はくうたの生命力に任せようかと‥。
      消極的に思われるかもしれませんが、根治できないのが確定しているなら、
      辛い時間が増えるだけ、苦しい時間が増えるだけだと思うので。

      僕らは少しでも長く一緒に過ごせたら良いと思うのですけどね。
      それこそ、拒否することもできない動物に、無理を強いる事になるのかなぁと。

      この辺の考え方は、人それぞれだと思うので、ここで止めておきます。
      100%の正解も無いでしょうしねー‥

      後は、今まで通り愛情を注ぎ、奇跡を信じるだけです!^^

  2. ppsxr2 より:

    こんにちは。ご無沙汰してます。
    久しぶり・・と思ったら。。

    うん。。そか。。

    何をやるにしても今は気が向かないし、手につかないと思いますが、
    コケガエルさんの考えているとおりに、今までと変わらぬ・・できる限り一緒に、で良いと思いますよ。

    色々考えこんで胸が詰まり過ぎないように。泣いてる時間が勿体ないですもんね。
    同じ時間を使うなら、今はなにより、くうた君がいつも心やすらかでいられるように。です。

    ブログなんか暫くサボっちゃえ。そんなのいつでもできるし。(ぉぃぉぃ w トカ ワラッテcyo )

    一日一に大切にいきましょ。うん。

    (気持ちは凄くわかるので余計に気の利いた言葉が浮かばず申し訳なく・・。
     でも、くうた君の前では家族で笑お。家族の笑顔の中に一緒に居る。
     それが一番のクスリだよ。)

    • コケガエル より:

      ppsxr2さん、こんにちは。
      たまの更新が暗い話題ですみません。

      「同じ時間を使うなら~」‥本当にその通りですね。
      ワンコは、今自分がどのような状況か分からずにいますから、飼い主がメソメソして心配させちゃいけませんよね。
      家族みんなが心穏やかに過ごせるように心がけます。

      ここ数日は、散歩で外に出しても自分では殆んど歩かなくなってしまいました。
      なので、僕がだっこしていつも以上に歩きます。
      笑顔で話しかけながら。

      あ、近くに人がいたら話しませんよ?不気味でしょうから(笑)
      一日を大事に過ごせているような気はしていますが、くうたはどう感じているのやら。
      「最近べたべたし過ぎじゃね??」とか思われてそうです^^;

      温かいコメントに救われます。ありがとうございます。
      笑顔で悔いなき一日を過ごしていきますね!#^^#