【3Dプリンタ】ノズル径0.2mmに挑戦してみた結果(1/2)

こんにちは、こんばんは、コケガエルです。
あち~~夏真っ盛りですね!

もう2週間ほど前になりますが、地元の小さな花火大会の動画です↓
あ、画面内に収まらないかもなので、全画面ボタンを押してくださいw

前方にいたカップルさんがイイ感じだったので、ついフレームに納めちゃった///
末永くお幸せに!(顔が映っていないからいいよね?)

それにしても毎日暑くて、ハイボールが旨いったらありゃしない!
去年、飲み過ぎによる【クモ膜下出血】で倒れた妻も、中々の勢いで飲んでます。

駄目よねぇ

僕よりアルコールが好きな妻に「飲むな」と言うのは、パンダに「笹食うな」と言うのと同じくらい無茶な要求と理解しているので、それは言いません。

その分、めいっぱい薄く作ってるので大丈夫。だと思う
味より量で満足する人なので、喜んでうっっすいハイボール飲んでいますw

飲まずにおれない日が続いていますが、基本的に火曜・木曜は休肝日。
妻には僕の葬式を出してもらう予定なので、長生きさせる気満々ですからご心配なく。
僕の目の黒いうちは、先に逝かせません。

 

さてさて、今回の話題は、3Dプリンター(以下:3DP)です。
記事タイトル通り、ノズル径0.2mmにチャレンジしてみたので、
その様子と顛末をご紹介いたします。

もし興味があったら、お付き合いください。

 

解像感をアップさせたーーい(切望

僕の所有するANY CUBIC社製『i3 MEGA-S』は、2019年以前に流行った3DP。
時代遅れの感は否めませんが、ヒートベッド・高剛性フレーム・デュアルZ軸の頼もしさは、2023年の今でも通用するのではないでしょうか。(え?通用しない!?

そんな彼(↑)を購入したのは、一昨年前の2022年。
中古で購入したのですが、僕にとってはカワイイかわいい初の3DP。
自分のペースでたま~に触るくらいなので、まだまだ使いこなせていませんし、他の機種や3DPにおける常識みたいなものにも疎いです。

購入当初は、造形物が徐々に出来上がっていく様を眺めているだけで楽しかったのですが、慣れてくると「もうちょっと解像感をアップできないものか?」と思うようになりました。

FDM(熱溶解積層方式)という構造上、なだらかな角度は特に苦手で、積層痕が階段状に見えちゃうんですよね~。カクカクガキガキ

ジャギーって言えば伝わりやすい?
現状をPC-8801(200ライン)とするなら、
PC-9801(400ライン)くらいの繊細さが欲しいところ。

50代前後にしか分からん例えヤメロ

溶けたフィラメント材の最終出口がノズルですが、そのノズル径を小さくすると繊細に、逆に大口径にすると大雑把な仕上がりになるのは当たり前体操。

綺麗な方が嬉しいのは誰しもがそうだと思いますが、細かさと時間はトレードオフの関係であり、繊細さを求めるならばよりプリント時間が掛かるのは致し方の無いことでしょう。

3DPにおいて『標準』と認識されているのが0.4mm径ノズルですが、ちょっとamzonを覗くと0.1mmから1.2mmまで様々な径のノズルが並んでおり、標準では収まらない【品質】【スピード】を求める人は、その目的に合ったノズルを選んでおられるようです。

そう、ニーズは様々。

僕は解像感を倍にしたいので0.4mmの半分、0.2mm径のノズルをチョイス。
さぁ、挑戦の始まりです。

挑戦とか大袈裟では?
ノズルを変えるだけでしょ??

いやいや、初めての事だし
不慣れなオイラには心理的ハードルがものすごい高いのよ

現状、折角0.4mmでバランスのとれている設定を捨てて、0.2mmで組み直す自信が無いのよなぁ…(今の設定は保存できるとは思うのだけど、もし間違って消えたらと思うと恐ろしい)

あと多分で申し訳ないけど、0.4mmでもかなり苦労したのに、0.2mmの細さにになると、シビアさは2倍では済まない気しかしないのよ。もー超こわい。
室温・湿度などの影響は、細くなるほどに大きさを増しそうなのは、容易に想像がつきますよね?正直やりたくありません。

やらないのかよ
どっちだよ

だけど最近は精神的&時間的に余裕が生まれ、創作意欲が湧きまくりで揺れる乙女心。
それに弾みをつける為という意味合いも大きいんですよね~。

丁度作りたいモノもあるので、モデリングソフトのリハビリをしつつ、頑張ります!
気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ~~!!

 

0.2㎜ノズルの取り付け

←【左】0.4mm径                        0.2mm径【右】→

ノズルを温めてから、既設の0.4mmのノズルを外した後、購入した0.2mmのノズルをセットします。ハード的にはこれだけの事で、問題は設定なのよ。

このままの流れでプリントテストしたいところですが、改造で後付けした『3D-TOUCH』が絶不調(プローブが出た瞬間に引っ込んでエラー停止)だったので、オートレベリング無しの純正ファームに戻していました。

3D-TOUCHが壊れているのか、他に問題があるのかかわりません。
スペアが無いから、原因の切り分けができないのよなぁ…

なので、手動でプリントヘッドとヒートベッドの隙間をコピー用紙一枚の高さに全面均等に調節します。おっと、ついでに以前購入してあったヒートベッドも交換しちゃいます。


新品のヒートベッド

真っ新なガラスプレート気持ちいいー♪

気分良くテストを開始しするも、初っ端からつまずきました。
まず、印刷ヘッドの高さ合わせが難しい!何せノズルが細くなったのでシビアです。
そしてノズルが直ぐに詰まる!クリーニング用の針を突っ込んで詰まりを解消しても、また直ぐに詰まる!!もーー

加えて、針を突っ込む前と後で吐き出すフィラメントの太さが変わった様に感じるなど、本当にノズルに刻印されている数字を信頼して良いのかどうなのか、不安しかありません。

らちが明かないので、ノズルを再度新品に交換。なぁに在庫は潤沢です。
高さ合わせもそこそこに、サイコロ形状のベンチマーク(以下:ベンチ)を走らせました。

うん、これはひどい。(上のボロボロの面が下なので、逆さにした状態です)
ベンチは何が悪かったのかを雄弁に語ってくれていますが、ダメすぎて笑っちゃいますww

まずノズル温度が高すぎ&冷却が足りてないの丸出しです。
ヒートベッドの温度も下げましょう。
レイヤー間が馴染んでいないのは積層ピッチの高さが大きい?
それとも吐出量が少ない?冷却が強すぎる??全部???

うん。じぇんじぇん分かりません。
適当に再設定をして、いざ2回目。

おう!ちょっとマシになりました。
定番の船ベンチを回しながら、様子を見る事にしましょう。

む!なだらかな曲面や微妙な傾斜が確認できて、解像感が大幅UPしたのが分かります!
けど、まだノズル温度や冷却が上手くいっていない様子で、船首のオーバーハングは垂れてるし船室(?)部分はボロボロ。

あれこれ調べて考えて、調整。
船ベンチ2回目です。


船首の垂れは治まり、かなり改善が見られます。
思いの外スムーズに進んでいるのは偶然のいたずらか、はたまたラッキーか。

ま、こんなモンで本番いっちゃいましょう。

 

amazon エコーオート(Echo Auto)用マウント

つい先日、2年落ちの日産デイズ(B44W)を購入。一応現行型。
片道4分の通勤車と割り切っていたので、装備も外装も全く確認せず、適当に決めました。
趣味の車じゃないので、コンビニのおにぎりより迷いませんでしたね~時間も無かったしw

それまで、デイズルークスに乗っていたのですが、9年目の車検を目前に乗り換えです。
オラが街は海に面しているので、潮風でサビが出ちゃうんですよ。

で、ルークスで使っていたamazon【Echo Auto】をデイズに付けようとしたのですが、ディスプレイオーディオとエアコンの吐出口が近くて、しっくりこない。

初代Echo Autoは、どんな車にも付けられるように、吐出口に取り付けるマウントなのよ。
良く出来ている一方で、ちょいとデカいのが玉に瑕です。

せっかく(?)小さい本体なのだから、すっきり設置したいものです。
という事で、ばばばと採寸&設計。

そして、いざプリント。

なんだこれ?船ベンチの時は割と安定していたのに、おかしいぞ??
なんでグズグズになるんだろ…??

プリント開始直後(底面)は大丈夫なんだけど、後半に行くにしたがって破綻してゆく…
冷却をアップしても追いつかない。気温が高いから??
じゃあ、視界に入る面が下になるようにプリントしよう…

ここで、立てたり裏返したりと、
何度プリントし直した事か…

見れるくらいにはなったので、ダ〇ソーで購入したマグネットを中に仕込みます。

はーやれやれ、とりあえず完成です。
車側の取り付け位置に、鉄製のプレートを両面テープで貼ったら準備OK!
マグネットでくっつきます。ぺたり

うん、まあこんなもんじゃないの?
本当は別の位置に取り付ける予定だったのですが、ここがが一番しっくりきました。
なのでケーブルの取り回しがイマイチですが、もういいやw

計画通りという結果にはならなかったけど、
楽しかったし満足です。

気分良いトコ悪いけど、
どこかに0.2mmのノズルを使う意味あった?

・・・・・
まあ、今回は試しみたいなもんだから…

 

結論。そして…

0.2mmノズルを使ってみて思った事は、

・想像以上の解像感アップ!(^^
・想像以上にプリント時間もアップ!(T_T
・不安定&ノズル詰まりなどのトラブルが多すぎる!(ToT

はい。正直な感想としては「常用は厳しい」です。
小さく繊細な物、例えばギアのコピーを作るとか、そういう時にしか出番は無さそう。

綺麗なのは良いけど、使い勝手が悪すぎますね~
安定してプリントしてくれれば、時間が倍かかるくらいは受け入れられるのですが、いかんせん時間と素材のロスが多すぎます。ムリ。もうヤダ!

0.4mmが標準な理由を実感しました。
嗚呼、普通って素晴らしい!

0.2mmをディスるような結論になってしまいましたが、感謝はしています。
今まで0.4mmノズルの設定は、80%ネットの受け売りだったのですが、今回の試行錯誤でパラメータへの理解がかなり深まりました。

この経験を踏まえて、0.4mmノズルを追い込んでみようという気になりました。
ぐずぐずしていられません、即実行です!
そして、その結果がこちら↓

ぶえ~~~~www
まいった!ひどい!お手上げです!!何故か全然まともに印刷できません。
どうやら、夏の室温が高すぎて冷却不足っぽいんですよね~~
で、ファン速度を100%にしても追いついてないらしい。

あ、実際はこの5倍くらいゴミを出してます

北海道では、エアコンの普及率ってたぶん50%以下。(少なくとも2年前はそうだったらしい)
10年前は10%台ですからね~僕ンちだけ無いってわけじゃないんですよ~ホントだよ~

というワケで、秋までダメかもしンない

が、しつこいくらいトライ&エラーを繰り返し、さらに経験値を得られたのでいいや。
不調だった3DTouchもポチり、フィラメントドライヤーも購入しようと物色中です。

ウンザリもしたけど、それ以上に楽しいのよなぁ♪
古い3Dプリンタで頑張る意味は無いかもしれないけど、最新マシンを購入する日が来た時に、進化と性能に感動できる自分でありたいので、頑張って使い倒そうと思います。

今後も3Dプリンタ…というよりは完成した物の紹介などを、記事にしていこうと思っていますので、もし良かったらまた遊びにきてください。

ではでは、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。



と、一度は〆たはずなのですが、緊急追記!^^;

室温が高いとはいえ、あまりに見る影もない有様に違和感を感じ、徹底的に検証した結果、
造形用の冷却ファンが故障している事実が発覚しましたw

もしかすると、0.2mmに対して「シビアすぎる」と感じていた部分も、ファンの修理で改善するのかもしれません!いや、するでしょうww

というワケで、記事タイトルに(1/2)を足して、続きを書くことにしました。
AliExpressでポチったシロッコファンがで届くまで2週間くらい、更新は一か月後くらいになりそうですが、続きが気になる方は、また遊びに来てください。

ではでは、また!
決りわるぅ(笑)

 

ピクミン欲しい! けどティアキン終わってない!

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コメント

  1. issaUt より:

    うわぁ!すばらしい検証記事ですね!!

    うちの3Dプリンタ、全然動かせてないのですが、
    コケガエルさんの試行錯誤さすがすぎます^^
    ※無茶苦茶勉強になります。

    うちのも盆休みに稼働させなければなりません(苦笑

    次回公開記事、期待してます!

    ※花火すごいっすね!こちらの花火大会はさらにこじんまりです(笑

    • コケガエル より:

      issaUtさん、こんばんは^^

      いえいえ、すばらしいだなんて…
      素人が右往左往しているだけで、具体的な情報を書けないのが申し訳ないやら恥ずかしいやら^^;
      けど誉めていただけて嬉しいです///

      お盆休みに稼働!何かな~ワクワク
      今回だいぶんMEGA-Sの勉強になったので、もしトラブったらDMください。
      今なら記憶がフレッシュなので、質問にお答えできるかもしれませんw

      次回更新早いかも???目標8/25で頑張ります♪

      花火はクライマックスのスターマインで、一番いいところです^^