カラーテレビゲーム6(Nintendo/1977)

さて、レトロゲームが好きなおじさんならば、PONGクローンといえば通りがいいこのゲーム機。画面の両端に棒→『 』こーんなパドル(ラケット?)がありボリュームコントローラで上下に操作、ボールを撃ち返しあいポイントを競います。基本的に、いや完全に2人対戦専用ゲーム機です。

PONG(ATARI/1972) 画像はウィキペディアより

 

えーと、小学校何年の時か、買ったのか、もらったのか・・・さっぱり覚えていません(笑)。4年生くらいだったような気もするし、ファミコンを手に入れた後だった気もするし…。うーん

けどこれを遊ぶ為に、祖母の部屋にちょくちょくお邪魔していた事は、ハッキリと覚えています。当時、自分の部屋にはテレビが無かったんですよね。祖母の部屋でプレイするとはいえ、もちろんですが年寄と対戦はしませんよ?。さてどうしていたか。

・・・一人で遊んでいましたよ。ええ。
まぁ操作的にはボリュームコントローラーが2あるだけのゲーム機です。親からもらった手が二つあるので全く問題はありません。楽しくプレイできます。
さぁ今日は6種類のゲームのどれを遊ぼうか!もうワクワクです!

 

・・・すみません。嘘をつきました。
こんな一人遊びが楽しいハズはありません。不憫にさえ思います。あぁ、タイムマシンがあれば、当時の自分をそっと抱きしめてあげたい。
1人で遊ぶ対戦ゲームほどツマラナイものはありませんやね。どっちが勝つ、負けるなんて自分のさじ加減ひとつなんですから。これが楽しいと思えたら頭のお薬を飲まなきゃいけません。無理やり楽しい要素を上げるとすれば『左手の不器用さを楽しむ』くらいしか無いです。けどそんな楽しさなんぞ5分ともちませんよ。はぁ。

そして恐ろしい事にこのゲーム、誰かと遊んだ記憶がないのです。ええ、我ながらゾッとします。いやいや、友達はいましたよ。沢山。ランドセルを背負ったまま暗くなるまで帰らずに、捜索願い一歩手前なんて何度もあるくらいアクティヴな子供でしたから。
けど、設置してあるのが祖母の部屋ということもあり、兄弟は一緒には遊んでくれませんでしたね。年も離れていますし。祖母もあまり好かれてはいまs・・ごにょごにょ。(死人を悪く言ってはいけません。おばあちゃーん、僕はこんなに大きくなってもゲームで遊んでいますよー)

そんな、悲しい思い出しかないこの『カラーテレビゲーム6』ですが、深く印象に残っている事があります。それは、ゲーム中に別のルール(テニスからアイスホッケーなど)に変更すると、全く中断やラグが無いままスッと切り替わること。ボールも移動中のままです。
当時は中の仕組みなんて全く分からないので、対戦(1人)に飽きるとガチャガチャいじって偶然を楽しむだけでした。(中央に障害物が出て、急に軌道が変わるとか)
けど大人になって色々分かってくると、CPUの無いデジタル回路(論理回路)のみで作られたゲーム機だったから、あんなにダイナミックな切り替えだったんだなぁーと気が付きました。なんでしょう、この気持ち。うーむ…上手く言えませんが、ゲーム機の歴史を感じられることの一つとして、自分の中では思い出深いです。

 

祖母の部屋にいくと必ず出てくる『寒天ゼリー』と共に忘れられない記憶ですね。

当時はオブラートが嫌でした。今は好きです。

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