RaSCSIとMDX【68日誌5】1/2

こんにちは、こんばんは、コケガエルです。

【68日誌】が‥というか、更新自体が随分と間隔が空いてしまいましたね。
ここしばらく仕事が忙しかったのと、前回記事でも書いたのですが、ちょっとのつもりで遊んだゲームHollow Knightが面白すぎて、更新が疎かになってしまいました。
てへ♪(可愛くない)

そして発売日未定ながら、続編『Silksong』のトレーラーも発表されていますよ~
これから1を始めても十分間に合います。未プレイの方は是非 ^^
PS4、Switch、Steam等で\1,400ほどで楽しめます。安いしとってもおススメ!

ラストは切な‥‥おっと、今回はゲームの話じゃない!X68000(以下X68k)についてでした。
てへ♪(可愛くない)

 

最近(?)はこんな感じでボチボチやっておりました↓

  • 【RaSCSI】を導入 ちょっと前の話ですが‥^^;
  • 【MDX】ファイルを再生する事が出来ました♪ 感動 ToT

MDXの再生は、僕にとってX68k所有の最大の目的であり、X68kの象徴と言い切ります。
現役X68kユーザーの諸先輩には日常であり、珍しい物ではないかもしれませんが、約30年前に友人の部屋で恋したあの音・あの画面は、いまだに憧れの対象であり続けています。
PC88のSBⅡすら持っていなかった自分には眩しすぎる存在でした。

当時は手に入れる事が叶わなかったX68k。
それを今手にした理由の半分は、MDXをこの手で思うさま鳴らし、憧れで終わった片思いを成就させるためです。 あ、ゲームもするよ(笑)

 

細かい事はまた後程として、この記事が参考になる人は皆無であろうと思いますが、お付き合いただいたき、助言のコメントなど頂けたら幸いです。

 

RaSCSI(ラスカジー)の導入

 

現在進行形でX68kを楽しんでる方には説明不要とは思いますが、一応説明させてください。

これは【RaSCSI】と呼ばれる同人ハードで、RaspberryPi(以下ラズパイ)をSCSIデバイス化する素敵アイテムです。簡単に言うとハードディスクやMO/CD-ROMドライブ等の物理ドライブのふり(エミュレート)をしてくれるというスグレモノです。

今現在、SCSIインターフェースのHDDなんて、いくら欲しくても買えませんからね~
90年代の新車を探すようなもので、そんなものありはしません(笑)

手に入れるには中古を探すしかありませんが、そんないつ止まるか分からないものを買う人はいないでしょう。それこそ20万キロ走行、20年落ちの中古車に手を出すようなものです(笑)

そこでRaSCSIの出番ですよ。
約1GB(限界容量?)のHDDイメージファイルを、MicoSDの容量が許す限り作ることができ、SCSI規格通り7台までマウント可能です。
当時は大きくても精々数百MBでしたから、まあーー使い切れませんよね ^^;

仮に40MB×1台、640MB×5台をマウントしてみました。

MicroSDなんて、32Gが千円未満で買える時代です。それがX68kからは物理ドライブとして認識されちゃうのですから恐ろしい。タイムマシンで当時の人に見せたら「いくらでも払う」と言いそうではありませんか(笑)

 

RaSCSIは、以前導入した『FDX68』を開発したGIMONSさん謹製であります。

構成もFDX68と同じく、ラズパイと合体することで動作し、導入方法もほとんど一緒。SCSIケーブルで接続できるので、FDX68の時よりも導入の敷居は低いと思います。

 

ただし、ソフト的にFDX68には無かったひと手間が必要。
Windowsに『XM6 TypeG(以下TypeG)』等のエミュレータをインストールし、TypeG上で作ったHDDイメージを転送して、それをHDDとして使用します。

導入にはどのみちwindows等が必要ですからね、たいして負担な事ではありません。
TypeGをインストールしておけば、RaSCSIで使うHDDイメージをそのままTypeGでも使う事ができたり、FDX形式のファイルもそのまま使えて大変便利。WindowsとRaSCSIはWi-Fiで接続されているので、HDDイメージを相互に移動するのは簡単です ^^

ちなみに元々存在したXM6(PI.さんという方作成)のX68kエミュレータを長期に渡り改良してきたのがGIMONSさんであり、XM6 TypeGです。バグフィックス・精度の向上・サウンド&グラフィック周りの強化などなど、様々な部分に手を入れられています。

現在再びX68000が見直されているのがGIMONSさんのおかげであろうことは、SNSをやってる現X68kユーザーの間では、皆が認めるところだと思います。頭が下がります m(__)m

現在、XM6のダウンロードは、PI.さんのHP「PC-8801MAエミュレータ XM8」より可能。
下の方にスクロールすると『XM6 TypeG version x.xx』があります ^^

 

ハードの準備が済んだら、あとは使えるように設定します。
WindowsにX68kのエミュレータを導入し、エミュ上でHDDイメージを作成→Wi-Fi経由で
ラズパイのMicroSDに転送したら、ターミナルソフトでRaSCSIを操作し、HDDイメージをマウント。後は普通のHDDと同じように使用可能です(要X68k側のCONFIG.SYSの書き換え)

凄い!なんて素晴らしいアイテムなのでしょうか \(^o^)/

 

追記(2019.7.29)
公開停止となっておりました「XM6 TypeG」が、PI.さんより暫定的ながら公開再開となりました。いちユーザーとしては大変嬉しく、本当にありがたいです。

使わせていただくばかりの身で申し訳ありませんが、これからもこれまでのように、オールドPCを取り巻く環境が更に楽しく、オジサンが子供に戻って楽しめる場であるよう、そう願わずにはいられません。

今凄くハッピーな気分です。感謝して使わせていただきます m(__)m

(ここで再度ひと言‥)

先日(2019.7.18)、GIMONSさんがX68000エミュレータ『XM6 TypeG』(以下TypeG)の開発・サポート・公開の中止を発表されました‥。
上の打ち消し線の部分を読んでもらえると分かりますが、TypeGとRaSCSIはGIMONSさんから生み出された物なので、親和性は抜群!そのTypeGを、これからRaSCSIを導入される方が使えないのは寂しく残念に思います。

しかし、一番辛く悲しいであろうGIMONSさんの決断です。最終バージョンではディスクのアクセス速度を含め、実機と同じタイミングでゲームのデモが動くようになるなど、エミュレータとして完璧と言える完成度を迎えていたのですから。
僕らは「長い間お疲れ様でした」と、これまでの活動に対し感謝する事しかできません。
(※描画の書き換えクロックが違うのにタイミングが合うのは恐ろしく凄い事です)

自分は1年ほど前に人生初のX68kを入手する事ができ、沢山の方から助言を頂戴し、楽しくX68Kライフを送れております。それもGIMONSさんのような技術と熱量を持った方達が、レトロPCを取り巻く環境を豊かにしてくださった賜物だと思っております。ありがとうございます。これからも大事に使わせていただきます。 m(__)m

 

あ、RaSCSIに関しては、FDX68の時のような導入方法のまとめはやりません。
検索すればすぐに分かり代表的な解説ページにたどり着けるはずです

僕がまとめたところで、無粋というか無用というか‥ ^^;

 

とりあえずRaSCSIに関しては、こんなところです。

 

 

MDX再生成功・・・?

MDXに関しては、ファイルの拡張子が「MDX」ということしか知りませんでした。
もちろん再生させるソフトの名前も知らない無知っぷりです。

約30年前。僕は、友人のステレオのスピーカから流れる大迫力のサウンドに圧倒されました。
8チャンネル分の鍵盤が音楽に合わせて慌ただしく光り、レベルインジケータが跳ねまくる画面は目が潰れるほど眩しかった‥。 あ、画面の明るさの話じゃなくてねw

当時、X68kに関しては全く分からなかった上に、恐れ多くて触れないという感じです。
なにより、壊しても弁償できないので、本能と魂が触れることを拒否りました。ビビリです。

MS-DOSは触っていたので、Human68kが何をやっているかは何となくは分かりましたが、友人宅で僕がHuman68kを使う理由がないし、僕にできるのは精々ゲームのディスクを入れてもらって、ジョイスティックを握るだけです(笑)
後は友人のパイプベッドに腰かけ、友人プレイするゲームを見ているか、MDXファイルを聴かせてもらうばかりでしたね~‥。

それで十分幸せでした #^^#

 

そして30年の時が経ち、ついに自分の手でMDXファイルを再生する瞬間が訪れました‥。
こんな日がくるとはなぁ~‥感無量ですよ本当に。

大塚明夫さんの声で「待たせたな」というセリフが脳内再生されるのですが、これは今の僕が過去の自分に向けて言っているのでしょうか?
それとも目の前のX68kが僕に言っているのかしら?? ウフフ♪

それか酒を飲み過ぎたかだな。

 

これは、僕にX68000本体を譲ってくださった「おひ☆」さんから頂いた宝物です。
最初に見た時から気になりまくりでした (*´д`*)ハァハァ

本体の修理が済んで、最初にやったのがこのディスクを入れた事です。
そして「メモリが不足しています」というようなエラーが出て、軽く混乱。

マシンはEXPERTなのでRAMは2MBのはずなのに‥ (´ㅁ`; )
調べると、どうやら設定が1MBになってるっぽい。

2MBに設定するにはどうするの?→Human68kが必要(持っていないw)
Human68kは何処にあるの?→ネット上(合法)にあるものをFDに書き戻す。
FDに書き戻すのはどうするの?→3モードFDドライブをwindowsに繋ぎベタイメージで書き込み→PC98にもっていって5インチFDに書き戻す(3モードFDドライブ持ってないw)

3モードFDドライブを買うも認識しないとか様々なトラブルに見舞われましたが(過去記事参照)、ツイッターのDMでご教授いただき、どうにかなりました。
更にディスクも送っていただきましたm(__)m

そんな事をしているうちに、次第に『MDXの再生』という目的を忘れ、目標が『X68kの環境を整える』に変化したのを僕自身気が付いていません ^^;

そしてFDX68やRaSCSIを導入を終えて一段落した時に、やっと「あれ?大事な事を忘れてるやんけ!?」とMDXを思い出すと同時に、気持ちが目的に帰ってきました ^^;
(途中120時間もゲームで遊んでいましたが、それは別の話)

 

さあ、次へ進みましょう! アセアセ
何も分からないので、取りあえず『音楽 システム』のディスクを入れ、起動してみました。

うん。分からん(笑)
けどPC98とかでも見覚えのある感じです。
調べると『FDX』というファイラーらしい。なるほどなるほど。

 

ではBドライブに『音楽ファイル1』ディスクを入れて、サバッシュのMDXファイルを実行


「mxdrvが組み込まれていない」とエラーが出ました。
Aドライブの『音楽 システム』にmxdrvが無いか調べましたが無いようです‥ アレーー?

 

一旦気分を変えて『音楽用システム PCM8』のディスクをA:に入れ再起動。期待します。

ぎゃっ!?同期がとれていない!!水平同期周波数が24kHzモード、400ラインっぽい!!

僕のCRTモニタはX68000専用ではあるのですが、2モード(15kHz、31kHz)しか対応していないのです。なので24kHzモードは対象外!残念無念。

 

‥困った。とりあえず最初の『音楽 システム』のディスクで鳴らないか、再度チャレンジ。
『音楽用システム PCM8』ディスクに『mxdrv』を発見したのでドライバを起動してから再生を試みると‥

鳴った!鳴ったよ!!感動です ToT  ※ボリュームが超小さくてすみません^^;

 

はい。ここで違和感。

「あれ?鍵盤はどこ?躍動するレベルインジケータは???」

 

そう。とりあえず音は鳴ったが、画面が記憶と違いすぎる!w
すぐさまGoogle先生に質問です。

 

‥‥なるほど!出てきましたよ?見覚えのある画面が! \(^o^)/
ただ、今時はWindowsやスマホで再生させたり、実際のFM音源チップを使ったキットを組んで鳴らそうなんて情報のほうが余程多そうです。

そうかーそんな時代かー。なるほどな~‥ ^^;
今時X68k実機で鳴らそうなんて人は極少数なのでしょうね。

 

そして、ここであるものを発見!!

なのですが、今回はここまでとさせてください。
当初は分けるつもりは無かったのですが、初心者の右往左往を笑っていただくコンセプトなので、どうも冗長になってしまうのです ^^;

ということで、そんなに間隔を空けずに、続きを上げたいと思います。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。