こんにちは、こんばんは、コケガエルです。
前回、0.2mm径のノズルに挑戦したものの、グダグダで終わったコケガエルです。
いや~プリント結果が余りにも酷いと思ったら、よもや冷却ファンが動いていなかったとは、お釈迦様でも気が付くまいってモンですよ。ねぇ?

なので、前回の内容全部がほぼ無意味というか、無知と恥を晒しただけというか~
なんとも間抜けな結果でしたが、僕らしいって事で笑って許してくださると救われます。

・・・・・・
さて今回ですが、
前回に引き続き『0.4mm径ノズルでの美しいプリントを取り戻す』をテーマに頑張ります。

やっぱ、0.2mmは諦めるのかな?

先ずは、不調のマシンを1年前の健康な状態に戻したい。
その上で、この1年で得た知識と経験で、パラメータを見直したいかな。
それを突破しなければ、0.2mmなんて戯言でしょう。
という事で、今回の目標と順番がこちら。
- 壊れている造形用冷却ファンの修理。
- オートレベリング機能の復活。
- パラメータの詰め作業。
では、前置き無しでサクサクっと進めますよ~
冷却ファン修理
故障ファンを、正常なファンに換えるだけの簡単なお仕事なのですが、純正品がどこにも見当たらないんですよね~…海外を探しても全く見つかりませんでした。
代替品は無いものかと、あちこち探すと……ありました!


MEGA-Sで使うなら【12V】です。
間違って5Vや24Vをポチらないように気を付けましょう。
レビューにMEGA-Sでの使用事例もあったので、安心してポチることができました^^
但し、購入したファンは【XH】コネクタで、MEGA-Sは【PH】コネクタです。
取り付ける為には、変換ケーブルを作るかハウジングを交換しなくてはなりませんが、ケーブルがだらしなく余るのは嫌いなので、長さを調節しつつハウジングを付け替えました。
【左】は切り落としたXHコネクタ。【右】は付け替え後のPHコネクタ。
サイズ・ネジ位置はぴったり同じなのですが、送風口の幅だけがちょっと違います。
【上】が不調の純正品で、【下】が今回購入した新品のファン。狭くなっています。
送風口にダクトを取り付けて、プリントノズルの先に風を誘導するのですが、このままだと隙間が空いてしまうので、風が盛大に漏れちゃうのよね~~
どうやって埋めるのが一番簡単だろう??と考えた結果↓
アールーミーホーイール~!(ドラえ〇ん風に)
ギュギュっと簡単に穴に詰められる上、熱耐性もあるし完璧でしょう。見栄え以外はw

ま、見えないトコだし、
とりあえず隙間を埋められれば良いのですw
これで、冷却ファンは復活しました。
次はオートレベリング機能を復活させます。
オートレベリングとBL-TOUCH
オートレベリングとは、ベッド面の小さな歪みをメッシュ状(縦7×横7ヶ所)に計測し、その歪みに合わせて、プリントヘッドの高さを自動調節してくれる機能です。
オートレベリングが使えると、1層目(初期レイヤー)を適切にプリントできるので、定着力不足による反りや剥がれといったトラブルを、最小限にすることが可能になります。

睡眠中にプリンタを走らせ、朝目覚めるとモジャモジャの何かが
生まれているという悲しい事故が減らせますw
そんな素敵な機能ですから、最近の3Dプリンタには当然のように標準搭載されていますが、ちょっと古めのプリンタだと、ユーザー側で改造するしかありませんでした。
僕のMEGA-Sも古いプリンタなので未搭載機種でしたが、去年の夏に改造済み。
高さを読み取るセンサー【BL-TOUCH】を取り付け、MEGA-SのファームウェアをBL-TOUCH対応のカスタムファーム(Marlin)に書き換えております。
下の動画はオートレベリングしている様子で、白く光って棒(プローブ)がピョコピョコ出入りしているのがBL-TOUCH。0.01mm単位で歪みを計測してくれます。
昨年の気温が高い時期は絶好調だったのですが、秋が深まってきたくらいから調子が変に…
冬に差し掛かったくらいから、オートレベリングを完走できなくなってしまいました。
不調を気温せいだと思い込んでいた僕は、機能をキャンセルして春を待つことに。
3Dプリンターに対してすっかり気持ちが萎えてしまった上に、私生活が趣味どころではなくなってしまったので、前回記事まで長いこと放置してしまいました。

ずっと【BL-TOUCH】って書いてるけど、実は安物の互換品【3D-TOUCH】を使っているので、「パチモンだし不安定なのはしょうがない」みたいな思考になっていましたw
ただ、触っていなかった期間も、ずっと3D-TOUCHの事は気になっていたんですよね。
なので前回、実は真っ先にオートレベリング試していたのですよ。
初日こそ「夏だから大丈夫だろう」という予想が的中したかのように元気に振る舞ってくれましたが、二日目には例の症状が発現。冬の悪夢再びです。
そこで初めて「気温は無関係」という事実が判明したので、直ぐに新品の3D-TOUCHをポチっておりました。これで原因の切り分けが捗ります。
到着後、はやる心を押さえつつ速攻で【3D TOUCH】本体のみ替えてみました!
そして……結果は変わらず!
3D-TOUCH本体、またはプリンタ本体の基板が壊れているのかと思っていたのですが、
まさかまさか、3D-TOUCHと基盤を繋ぐケーブルが悪さをしていることが判明しました~~

なんの事は無い接触不良です。
コンタクトの付け根が痛んでいました。
3D-TOUCH本体には問題がなかったので、結果無駄な買い物になってしまいましたが、買わなきゃ原因の特定もできなかったので、これで良かったのでしょう!おそらくは。
基板上のパーツなら面倒さ100倍or完全にお手上げなので、セーフって気持ちですw
これでオートレベリングも復活し、昨年の健康な状態に戻すことができました。
さあて!いざプリントです。
ベンチ再び
前回と同じくサイコロ状のベンチをプリントして見ます。
ついでに、フィラメントも今回新しく購入した物を使ってみましょうかねっと…
は!?
何か変に綺麗に感じるのは、ここしばらく酷いのを見続けていたから??
船のベンチ【3DBenchy】を回さずにおれません………………(プリント中)
ぎゃー!やっぱ綺麗じゃないのこれ?
オーバーハングにちょっと凹みがあるけど、概ねイイ感じじゃんか!
おい、まだパラメータ詰めてねぇぞ??
納得いかねーーー!!

パラメータがシビアなのって、僕の幻想?
フィラメントの鮮度でこんなにも違うものなの??
PLAって吸湿しやすくて、湿気たフィラメントは良くないってのは知っていたさ…今までだって、ジップロックにシリカゲルと一緒に保管していたんだから。
ただ、印刷中は外気にむき出しなのが気になっていたんですよね。だから今回、ついでにフィラメントドライヤーを購入したんだけど、こんなにも影響するなんて夢にも思いませんでした……。
コホン。
みなさ~~ん!パラメータを詰めるより、
フィラメントの管理の方が大事なのかもしれませんよ?

もしかして、あんた以外の3Dプリンタユーザーには常識なんじゃないの?

うん。そんな気がしてる。
僕って自己流でイジりまくるけど、困らない限りは積極的に調べないし…
で、ラスト。
オーバーハングに気を使った設定で再度船ベンチ【左】と前回記事の酷い奴【右】と比較。
こうして振り返ると、室温やパラメータでどうにかなる限度を超えてるのは明らかで、それでも故障に気付けないのは、経験不足以前に勘が利かないと言うかセンスが無いんだろうなぁ~
あ~~あ、前回に続いて意味の無い作文を垂れ流してしまった。
けどまぁ、【素人が赤裸々に綴る】ってのが当ブログのウリなので、これで良かったのだろうという気がしているのは、いささか自分を甘やかし過ぎてるかしら?w
まとめ(まとまってない
2回に渡ってアレコレ書いてきましたが、結果有益な情報ゼロの上に何も面白くないという…
「不調だった3Dプリンタが直りました~」「フィラメントの管理は大事です~」って、
小学生の絵日記の方がよほどエンタメ性があります。

0.2mm径ノズル全然関係なくなってるしw
本当にすみません!
それにしても、あまりに極まりが悪いので、今回ご紹介した冷却ファンと純正ダクトの隙間を埋めるパーツなんぞを作ってみました。
需要があるとは思えませんが、もし必要な方がいましたら、遠慮なくどうぞ(stl形式)↓
記事としては0点でしたが、修理のモチベにはなったので、個人的には良かったですw
これでやっーーと3Dプリンタを普通に使えるようになったので、今後は実用を楽しむ方向で使い倒す所存。調整やベンチで時間を使うのは、しばらく勘弁ですねw
今後、作る物によっては、改めて0.2mm径ノズルにも再チャレンジするつもりなので、その時はまた紹介さていただきますね。(え?要らない!?
ではでは、どうにも締まらないオチになってしまいましたが、
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
これに懲りずに、また遊びに来てくれると嬉しいです。
入門機ならFDMも光造形も3万円以下で購入できますよん♪

