こんにちは、こんばんは、コケガエルです。
先日(2019.2.9)の北日本を襲った寒波。中々の厳しさでしたねー‥
網走の最低気温は-20℃、日中の最高気温でも-10℃でした。
風呂場のシャワーを凍結させてしまい、2日間シャワー無しですよ。
(あ、風呂には入れましたので、ご心配なく)
折角の寒さを味わうために、早朝4:30に車を走らせて、向かうは弟子屈町の屈斜路湖。車で約1時間ちょいくらい。
古丹という地区に無料で入れる露天風呂があるので、妻と息子を乗せてレッツラゴーというわけです。
その時の弟子屈の気温は-23℃。(妻の見たサイトでは-26℃を表示)
バッチリ寒さと露天風呂を満喫しました。いや~気持ちが良かった。
また寒波がきたら、出向くとしよう^^

露天風呂は屈斜路湖の湖畔ぶち。湖全体が結氷していますが、温泉の湧き出る岸辺だけ溶けています。 そこに白鳥やカモが羽を休めに飛来。それを眺めながらの温泉は最高です。
おっとっとーい、またいつもの悪い癖が。
さて、今回は中学生の頃に通っていたデパートのゲームコーナー、
その脇にあった『アイスクリームショップ』の思い出を語らせて。
5分程度で読めますので、どうかお付き合いください。
フレンドデパート(仮)
僕の思い出話にちょいちょい出てくる『フレンドデパート(仮)』。
小学4~5年の頃に鉄筋5階建てに建て替えられ、クソ田舎に都会の風を運んでくれました。
何が都会的ってあーた、1Fにファストフードの【ロッテリア】が!!
おらが町“初”の有名ファストフード店です。その功績は賞賛されてしかるべきかと。
そして都会的その2【アドバルーン】
テレビアニメかクレイジークライマーでしか見た事がないアレが、ついに我が町に!!!
(‥‥ま、オープン時の短期間だけでしたが)
都会的その3【エレベーター】
え?エレベーターが無かったのかって? いやいや、流石にそれはありました。
このエレベーターが特別だったのは、なんと建物の外が見渡せたのです!!
かつて手塚治虫先生の描いた未来のようじゃありませんか。
クソガキ(自分含む)は用事もないのに上ったり下りたり大はしゃぎ!
母に「馬鹿と煙は~」なんて言われましたね。ふふ。
どうです、素晴らしいでしょう?フレンドデパート。
これしきの事で大喜びできちゃうのが、
クソ田舎の良いところであり、悲しいところです。
そしてこのデパートの中枢、5階を紹介します。
ここにはゲームコーナー・キッズコーナー、レストラン、ソ〇ィア中村、アイスクリームショップがあり、あっちゅーまに中学生の憩いの場となりました。
なぜ中学生かといえば、キッズコーナー等があったので、保護者同伴の子供率が高い為に、高校生やヤンキーには居心地が悪かった事。
カツアゲなどの心配なしに、ノビノビとゲームに集中できました。
そして、ゲームで疲れた頭と、乾いた喉にはアイスクリーム。
ゲームコーナーのすぐ脇に、お姉さんのいるアイスクリームショップがありました。
狐っぽいお姉さん
アイスクリームショップにいたおねえさん。シフトなんてものは無いらしく、いつも一緒。
ファミリー向けのフロアなので、無駄に可愛らしい制服でした。
しかし、可愛い制服とは対照的なのはそのお顔。
顎のラインと目が細く、誰が呼んだか「狐っぽいお姉さん」。
お顔が地味目なので、言っちゃ悪いですがちっとも制服が似合っていませんでした。(失礼)
けど、いつもニコニコしていてとっても好印象。
エレベーターを降り、ゲームコーナーへ向かう時に必ずアイスクリームショップの前を通るので、僕はいつも「よっ!」と右手を挙げて笑顔で挨拶していました。(←かわいい)
多分ですが、お姉さんは二十歳前だったと思うんですよねー。
僕が子供の頃の我が町では、大学に進学するのはよほど頭が良いかお金持ちくらいで、多くは高校を卒業すると就職していたと思います(学校にもよりますが)。なにせ田舎ですからね~‥地元に大学無いし。
高校を卒業してすぐとか、1~2年だったんじゃないかなー‥
僕には6つ年の離れた姉がいるのですが、姉と話すような感じで会話していました。
おねえさんと話していると、仲間がちょっと照れくさそうに集まってくるんですよね。
ゲームコーナーなんかに女の子は来ないから、かなり年上とはいえ、皆お話しがしたかったのだと思います。制服だけは可愛いし(失礼)
で、3人以上集まると、決まって「ハイハイ、怒られるから散って」「商売の邪魔しないで」と、ネコかホコリでもでも払うかのように、手の甲を向けてサッサッと振ります。
僕らは「へいへい」という感じで、のったりと散るのでした。
20円
ある日の事、いつもの様に閉店近くまでゲームコーナーで遊んでいたときの事です。
そろそろ帰ろうとエレベーターに向かい、アイスクリームショップの前を通ったその時、僕らの目に飛び込んできたものは「やべぇ」というお姉さんの顔と、大きなステンレス製のボウルにニョロニョロと吸い込まれてゆくソフトクリーム。
!!!
僕らは一斉に「なんだーそれ!!まさか捨てるのかー!?」と大ブーイング!
だって、子供には黄金にも等しいソフトクリームが捨てられるのを、黙って見過ごせません!
お姉さんは「ちょ、ちょっと!まて!落ち着いて!」と僕らをなだめます。
お姉さん:(コホン)「これは廃棄するものなので、あげられません」
「第一、ソフトクリームを入れるコーンだってタダじゃないんだから」
「わかったら帰りなさい」(ニッコリ)
僕ら:「じゃあ、コーンは幾ら?コーン買うからそれに捨ててくれよ」(ニッコリ)
お姉さん:「!!!」(こ、コイツら!?)
「・・・・20円」
僕らはバカでしたが、こういう時のあたまの回転だけは早かった。
150円のソフトクリームを20円で楽しめる方法を確立した瞬間でした。
お姉さん:「もう~、絶対人に言わないでよ?バレたら私が怒られる!」
怒りと悲しみが入り混じった表情で人数分のソフトクリームを作ります。
僕らはお姉さんが安心して廃棄(笑)できるように、他言しない事を約束しました。
他人に言いふらしたり自慢して、万が一オーナーの耳に入りお姉さんがクビになったら、この『祭り』が終わってしまいます。そんな自分の不利益は絶対にしません、僕らプロですから。
閉店間際のデパートの最上階なんて、僕らの他にはゲームコーナーのおばちゃんくらいなものですから、変にギャーギャーと抵抗するより20円で追い払った方が得策と考えたのでしょう。
片づけも忙しかったでしょうしね。
しかし、その判断が自分の首を絞めます・・・(笑)
ギブ&テイク?
閉店を告げる音楽が流れる頃、僕らは自然とアイスクリームショップに集います。
お姉さんは何かを諦めた顔で「なに?」と訊きます。
僕ら :「コーン頂戴!はい20円w」「サンデーカップの容器は幾らよ?」
お姉さん:「・・・30円。ソースと合わせて50円」
僕ら :「はい50円www」
お姉さん:「・・・チョコソースでいいの?」(遠い目)
こんな事を繰り返したものですから、さぞ疎ましく思ったに違いありません。
けどね。
こんな風にお世話になったので、さすがに普通に買うようにもなりましたよ。
日中にいつもの仲間と顔を出すと、身構えて嫌な顔をするんですけどね、
「アイスのメロン」「俺、オレンジ~」「チョコミント~」と言うと、
「ホントに?作っちゃうよ?」と、喜びに細い目をさらに細めます。ニッコリです。
たいして美人でもないけど(失礼)、女性の笑顔は良いものです。
僕らも嬉しくなって、次第に昼間に買う頻度も増えました。
ギブ&テイクってやつですよね?(多分合ってる)
けどお姉さんは気が付いていただろうか‥。
日中に僕らが食べるのは、アイスディッシャーですくう所謂『アイスクリーム』です。
とぐろを巻いたソフトクリームは、閉店間際に安く食べられるから日中は買いません。
日中にアイスをオーダーする限りは、
夜にまた僕らがやってくるという事を‥‥くく。
あーあ
いやー、今思い出すと申し訳なかったと思いますね。
仕事とはいえ、クソガキを相手にするのは大変に疲れたと思います。
こんな事ができたのは中学生までですよ?
高校生になるとすっかり足を運ばなくなりました。子供の為の場所でしたからね。
お姉さんはさぞホッとした事と思います。
案外寂しく思っていたり‥?
んなわけないか^^
ああ、こんなん書いてたらチョコとバニラのミックスを食べたくなってきた。
そんなの何十年も食べていません~~~‥今すぐ食べたい!(´Д`;)
死ぬほどどうでもいい話を読んでいただき、ありがとうございました。
あれ~結局3600文字。次回は3000文字切るように頑張る^^
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